薩摩みそ

 

 

九州
 

 
 
九州麦みそは九州地区でつくられるみそです。

 

 

 

 

(鹿児島県味噌醤油工業協同組合)

 

薩摩みその特徴

大豆と麦麹から作られる麦みそ
淡色〜赤色の甘口みそ

 

麦麹の香りが高く、麦粒が残っているのが特徴です。
熟成期間が麦の甘さを引き出すために30日程度と短い。

 

 

郷土料理の薩摩汁は、本来この薩摩味噌で作られます。

 

薩摩みその歴史

鹿児島県、薩摩の大地は火山活動によりできたシラス台地のため、水はけが良すぎて稲作はむずかしく、作付けには麦のほうが適しています。

 

また大豆も水はけのよい火山灰土で非常によく育ちます。

 

薩摩は海に囲まれているので、人々は毎日潮風に当たっています。
そのため味覚には麦のもつ甘みを活かした麦味噌が合うようです。

 

そのためには熟成期間を短くし麦の中の甘みの成分が最も多くなるときを食べごろとしたようです。

 

 

 

第13代将軍 徳川家定の正室となった天璋院 篤姫(1836年<天保6年>〜1883年<明治16年>)は、家定に嫁いで以降、生涯を通して故郷の鹿児島に戻ることはありませんでしたが、薩摩みそを薩摩より取り寄せて食べていたといわれています。