みそ製造の極意
速醸法 で大量生産
速醸法は、温醸法、加温法などともいわれます。仕込んだら温度調節のできる部屋に保管して麹菌の働きを活発にする最適温度を保ちます。1〜2ヵ月の加温で分解発酵を促した後、冷却期間をおきます。短期間にみそをつくりあげることができるので、大量生産が可能になりました。
この加温は、四季の温度変化に沿った温度調節で、より天然醸造に近い条件で製造しているようです。
速醸法の歴史
1915年(大正4年)当時官吏であった河村五郎氏*により、みそ速醸法の特許が取得されました。熱仕込みといわれる速醸法はその後、当時の東京でのみそシェアを占めていた仙台みその製造法と相まって、早づくりの仙台みそ=早仙と呼ばれるようになりました。生産効率が良く、価格も手軽だったので東京市民に急速に受け入れられました。 *のちの株式会社日出味噌 創業者
その後、1944年(昭和19年)に長野県の中田栄造氏**が中田式味噌速醸法を開発し、わずか20日間でみそを熟成させる特許を得て信州みその発展のきっかけとなりました。 **現在のマルマン株式会社 三代目社長
大都市東京での需要、また日本の人口増加に伴う需要にこたえられたのは速醸法があってのことですね。
≪みそづくり 三箇条
昔ながらの 天然醸造
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