随筆の中のみそ『拳眼』 土門 拳

随筆の中のみそ『拳眼』 土門 拳


随筆の中のみそ『拳眼』 土門 拳

『拳眼』 土門 拳


『拳眼』



写真家の土門 拳氏(1909〜1990年)の写真と寄稿文をまとめた一冊です。

みそやおみそ汁については、日本経済新聞(1977年12月7日〜12月31日掲載)の「私の履歴書」<絵への情熱>で、ほんの一部。

中学一年の夏休みが終わりに近づいた九月一日に、例の関東大震災が起きた。…ちょうど遅い朝食を三畳の間で喰っている最中だった。ぼくがおみおつけのおかわりをよそっている時だった。 


"味噌汁" という言い方ではなく "おみおつけ" と言っているのがよい感じです。

この本をみそと関りがある書籍として取り上げたのは、「MARC」データベースに下記のような内容紹介があったからです。

ご飯に味噌汁が一番。好きだから、日本を撮る。嫌いなものは、いくら金を積まれても撮らない-。ひたすら、一途に日本の「美」を求めた土門拳の美学・審美眼とは。人生を深め、眼力を磨く27篇。

「MARC」データベースより



「私の履歴書」では新人で会社に所属しながらも、その後赤紙で招集されながらも、ずいぶんわがままで好き勝手にやってこれた人なんだなあ、という驚愕と、その正直さを許す器の人がいた幸運があったんだなあ、というのが正直な感想です。

昭和初期の貧しい農村、ヒロシマのその後、歴史的な美術品、著名な作家や役者たちの顔。著者にとって写真はありのままの姿を写すリアリズムでありジャーナリズムです。

東京国立博物館のエジプト美術五千年展の出品物を撮影しても、さっぱり感激しない。日本美術の三流品のほうに深い美しさ、心にしみとおるような深い味わいを感じた著者です。

それは代表作ともいえる写真集『古寺巡礼』の膨大な写真を撮り続けられたのは、写真の亡者と言われながらも「撮りたい」と思い続けられたから。

MARCの紹介文「ご飯に味噌汁が一番」が、本人が語ったものかはわかりません。それでも、心のふるさとへ帰るように日本の美しさとリアリズムを撮り続けた著者が、食の面でも典型的な日本の家庭の味が大好きだったのは当然だろうな、と思えるのです。

「MARC」データベースとは図書館専用のデータベースMAchine Readable Catalogingの略で、コンピュータ処理可能な書誌情報。利用者が求める情報を、図書や雑誌、電子資料やWebなどから探し出すレファレンスサービスがありますが、図書館スタッフが館内で検索するときのデータベースがMARCです。


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