かあさんの歌
かあさんの歌
窪田 聡 作詞/作曲
かあさんが 夜なべをして
手袋編んでくれた
木枯らし吹いちゃ 冷たかろうて
せっせと編んだだよ
ふるさとの便りはとどく
いろりのにおいがした
かあさんは 麻糸つむぐ
一日つむぐ
おとうは土間で わら打ち仕事
お前もがんばれよ
ふるさとの冬はさみしい
せめてラジオ聞かせたい
かあさんの あかぎれ痛い
生みそをすりこむ
根雪もとけりゃ もうすぐ春だで
畑が待ってるよ
小川のせせらぎが聞こえる
なつかしさがしみとおる
なつかしさがしみとおる
三番にみそが出てきます。
三番までの歌詞は知らなかったので、曲名のイメージからおみそ汁かと思ったら、あかぎれの治療にみそをすりこむとあります。
1956年(昭和31年)発表の曲で、作詞の窪田氏は東京都墨田区出身ですが戦時中に疎開に行った父の実家 信州をイメージして作った曲だそうです。
みそは古くは火傷などの治療に使われました。
戦時中から戦後、この当時も治療に使われていたイメージが歌われています。