ずいすいずっころばし | 唄 歌 詩 に謡われた味噌みそ

ずいずいずっころばし

ずいずいずっころばし

 

 

 

童謡(わらべうた)のずいずいずっころばし。
遊び唄でもあります。

 

ずいずいずっころばし
             作者不詳
 
ずいずいずっころばし
ごまみそずい
 
茶壺に追われて
とっぴんしゃん
 
抜けたら、どんどこしょ
 
俵のねずみが
米食ってちゅう、
ちゅうちゅうちゅう
 
おっとさんがよんでも、
おっかさんがよんでも、
行きっこなしよ
 
井戸のまわりで、
お茶碗欠いたのだぁれ

 

江戸時代、茶壺道中に大慌ての様子をうたっています。

 

〔おおよその意味〕

 

ずいずいずっころばし

 

ずいき(芋茎)の胡麻味噌あえをつくっていると、
将軍様にお茶を献上する茶壺道中の行列がやってきた。
さあ大変。戸をピシャッと閉めて、通り抜けたらやれやれホッ。
行列が通り過ぎるまで家の中で息をひそめていると、
ネズミが米をかじる音まで聞こえる。
お父さんが呼んでも、お母さんに呼ばれても
行列を横切って行くようなことはしてはいけない。
茶壺道中にあわてて井戸のまわりでお茶碗を割ってしまう音も聞こえる。

 

 

唄の解釈はさまざまあるようですが、「胡麻味噌ずい」と出てきたので取り上げさせていただきました。

 

 


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